太陽光発電の採算性を考える際、重要になってくるのは初期投資額(パネル等の材料費、工事代等)を抑えるということです。
初期投資額に関して、相場はいくらなのかとのご質問をよく受けます。
太陽光発電設備の金額は、kW単価(1kWあたりの金額)で表されることが多いです。
住宅用の太陽光発電で、システム容量が4kW、総額が180万円の場合、
kW単価は180万円 ÷ 4kW =45万円となります。
産業用の太陽光発電の場合も計算式は同じで、システム容量が500kW、総額が1億7,500万円の場合、
kW単価は1億7,500万円 ÷ 500kW =35万円となります。
住宅用太陽光発電の場合、以前はkW単価が非常に高かったのですが、近年は50万円を下回っており、現在では30万円台を提示する激安業者も少なくありません。
経済産業省の資料(JPECデータ)では、平成24年10月~12月の平均kW単価は45.5万円となっています(新築設置、既築設置を合わせた平均値)。
産業用太陽光発電の場合、経済産業省の資料(設備認定データ)では、平成24年10月以降の平均kW単価は、
10~50kW未満が43.7万円、
50~500kW未満が37.5万円、
500~1,000kW未満が27.3万円、
1,000kW(1メガ)以上が28万円となっています。
システム容量だけでなく、どこに設置するか(建物の屋根、地面の上、その他)、どのような架台を使用するかなどによって金額は大きく変わってきますので、上記金額はあくまで参考値とご理解いただく方がよいと思います。
なお、このkW単価には工事費を含めているのが一般的ですが、工事費を除いた見積金額で安く見せている業者も散見されますので注意が必要です。
詳しいことは太陽光発電クラベールまでお問い合わせください。