野立ての太陽光発電を設置する際、モジュール(パネル)の設置角度を何度にするかは頭を悩ませる問題だと思います。
一般的にはモジュールは南向きで、角度は30度という条件が最も高いパフォーマンスを発揮すると言われています。
方角に関しては、北向きになるほど発電効率が悪くなります。
設置角度に関しては、角度を高くするとモジュールの影ができるため、モジュールの設置枚数が少なくなります。
逆に、角度を低くすするとどうなるのでしょうか?
角度を低くすると発電効率は落ちますが、モジュールの影が小さくなるため、モジュールの設置枚数を増やすことができます。
角度を低くした場合、発電効率はどの程度落ちるのでしょうか?
方角が同じとすると、設置角度0度の発電量は設置角度30度の発電量に比べて最大で1割落ちます。
しかしながら、発電量が多少落ちても、設置角度が低ければモジュールをたくさん設置できますので、
総合的に考えれば設置角度が低くても発電量を気にするほどではないようです。
(ところで、角度を0度にすると良いのかというとそうでもありません。
0度にするとモジュールの上に付着したゴミ等が雨で流れにくくなります。
また、陸屋根以外では0度で設置するための技術的な問題もあるようです。)
では、理想的な設置角度は何度なのでしょうか?
研究機関や企業の実験データのほか、メンテナンスのしやすさなども考慮すると、
野立ての場合は5度〜10度くらいが最も合理的なようです。
設置角度で悩まれている方は、太陽光発電のクラベールまでお問い合わせください。